
インドネシア
親日国として知られているインドネシア。
しかし、宗教や文化など、日本と異なる面があります。
ここでは、そんなインドネシアについてお伝えしていきます。
01
宗教
インドネシアでは、身分証明書に自分の宗教を記載する欄があります。必ずどこかの宗教に入らなくてはならないため、「親と同じ宗教にしよう」と軽い気持ちの方もいるようです。そのため、全体の8~9割がイスラム教を信仰していますが、誰しもが熱心な教徒というわけではないようです。個人の信仰度や意思によって度合いが変わってきます。
イスラム教の主な教えとしては、
・豚肉・犬を食べない、触らない(不浄の生き物とされている)
・アルコールを摂取してはいけない
・1日5回、お祈りをする
・女性はヒジャブを被る
・年に1回、1か月間の断食を行う(ラマダン)
があります。
ただ、上記にも記したように、教えを忠実に守る方もいれば、そうでない方もいます。

02
生活

・交通
インドネシアの首都・ジャカルタは“世界一の渋滞都市”と呼ばれています。ピークの時間は「3人以上乗っている車でないと通れない」という制限がある場所もあるのだそうです。渋滞により約束の時間に間に合わないというのは日常茶飯事のようです。
お互いに、遅刻を許し許されるのがインドネシア。日本に比べると、“時間を守る”という感覚があまりないかもしれません。
・集まること、喋ることが好き
インドネシア人は、大勢で集まって雑談や世間話をするのが好きな方が多いです。よくパーティーもするのだそう。
インドネシアのお店に入っても、お客そっちのけで店員同士が話している風景を見かけます。日本との考え方の違いですね。
03
食事
ナシゴレン、ミーゴレン、サテ(焼き鳥)などは、日本でも有名でしょうか?
サンバルという調味料が代表的で、日本に来ている実習生が石臼を使って自分でサンバルを作っている光景を目にしたことがあります。
日本人がインドネシアの水を飲むとお腹を壊してしまいがち、というのは聞いたことがあるかと思いますが、その逆もあるようです。清潔かどうかということではなく、慣れない地のものを食べ飲みすることに、身体が反応してしまうのだと思います。
炊飯器にお米を入れっぱなしにしたり、卵を常温で保存するなど、家電の使い方・食材への感覚も日本と異なる面があるようです。健康のためにも、よりよい使い方を実習生と話し合ってみると良いかと思います。

04
性格

・ゆっくりコツコツ型
インドネシア人はのんびりしている人が多いです。優しく、先輩後輩関わらず仲良くなれる気さくな人を好みます。実習生と関わる際は、日本の感覚で進めず、柔軟に寛容に対応していくことが大事です。
かと言って、インドネシア人が努力をしないというわけではなく、“コツコツと時間をかけて目標を成し遂げる”タイプが多いようです。
・注意は1対1で
ベトナムのページをご覧になった方は、インドネシアも?となるかと思いますが、インドネシア人も、基本的に怒らないし、怒られるのも慣れていません。現地で働くインドネシア人は、仲間の前で怒られると、傷ついてすぐに辞めてしまう方がいるようです。(侮辱された、と感じるようです。)時と場合によるかと思いますが、注意をする時はできる限り1対1の環境で、柔らかい物腰で話す方が伝わりやすいです。